須藤菜々美 / 鈴木愛佳 / 田中剛史

私は背丈の殆ど変わらない母から服のお下がりをたくさん貰っている。服は上の世代から下の世代へ受け継がれ、時を経て着古される。これを服の最も一般的なAgingだと考えると、ある一着の服における着用主の流れを逆行させることは、服の新たなAgingの提案となり得る。

今制作においては子供用のワンピースから大人用のTシャツへ変形可能な服の実現を試みた。折り紙プリーツから着想を得て縫製に至っており、各サイズの印象に変化をもたらすことや変化の痕跡が残ることを意識している。プリーツの広がりがシワを想起させるか、あるいはその生地のうねりが若々しさを生じて見せるかもしれない。
Back to Top