佐久間響子 / 鈴木愛佳 / 谷口恵一朗 / 那須美早

侘び寂びにおける「寂び」には時間の経過を感じさせる物事に風情を見出すという側面がある。日本人の想像する寂びの例の一つが、静寂な空間に点を打つように一定の音を響かせることで、時間の流れを感じさせるししおどしだ。 

本作は、ししおどしにおける時間の経過を敢えて否定することで、侘び寂びにおける時間の経過つまりAgingという重要な要素を浮き彫りにする。具体的には、三つのししおどしをモーターとマイクロコンピュータにより機械的に制御することで、テンポを早めたり遅らせたりして自然とかけ離れた人工的な挙動を行わせることにした。
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